いろいろなカベ(Transcending Boundaries)

個人を起点に考えざるを得ない現代。社会に生まれ落ち生きてかなきゃなんないのは中々つらい。いろんなカベの造りや超え方が分かれば、なんだか楽しくなりませんか?

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

現実が残酷なわけ

「いい方がいい」 この漠然とした感覚。 なんだか駄々っ子のようですね。 でも、この一見子供じみた感覚は、「子供じみている」ということだけで却下してしまってはいけないのではないか?と考えています。 あまりに漠然としすぎてますので、ちょっと強引に…

おかしなもので

「生きてくのが先決」といいつつ、私たちって生きていくのに何が最低限必要なのかは分からないし、「分かっている」って言い張る人だって、必ずしもその積算に基づいて生きているわけではない。まあ百歩譲って、多少の余裕を見積もった上でやり繰りされてい…

格差問題

「恩寵を導く」社会分析が目標の本ブログですが、私が何とかしなきゃな、と感じるのものの一つが格差の問題です。 私たちは生まれ持ったものも違えば、育つ環境も違います。格差があるのはしょうがないことです。 ただ、あんまり酷いのはさすがになんとかし…

言論の自由

憲法とかで保証されている権利や義務のお話も大事ではありますが、言葉って案外自由には使わせてもらえないものです。 文法をはじめとする規則あり、マナー上使わない方がいい単語や言い回しがあったり、時代が変われば一般的にイメージされる意味が微妙に(…

共感と交換

共感というのは、他者が感じているであろうことを、あたかも自分も感じているかのように、自他の感覚を重ね合わせようとすること。 交換というのは、交換の当事者間で「等価値である」と合意されたモノについて、その所有者(帰属先)が入れ替わること。サー…

「社会分析」といいながら。。。

ここまでは専ら個人のプロセス(考え方)についてしか書いてません。 何故かといいますと、社会の様々な問題、課題、事件などを扱うと、とりあえずそれらしいことは言えてしまうから。 それの何が問題なのか?といいますと、以前のポストでちらっと言及した…

「恩寵を導く」という目安

「このブログについて」にも書かせていただいている通り、ここでの狙いは、「我がこととするとちょっとプレッシャーがきつくて、ついつい無理しちゃったり、逆に逃げちゃったりしがちなことどもを、別の誰か何かに想像上うっちゃることによって、なるべく落…

分けて考えることの効用と留意点

宗教を悪く思う人はそれを詐欺だと考える。逆に宗教を良く思う人はそれをチャリティだと考える。だが、世俗のチャリティと宗教のチャリティは性格が異なるのがふつうだ。— 中村圭志 宗教学 (@seattlelubbock) 2017年2月12日 たとえばここに病気になった人が…

論理的思考とか数学とか

みなさん算数って好きですか? 学校で数学苦手だったけど、お仕事とか始めて、「やっぱ論理的思考だよねー」ということで、論理的思考に魅力を感じる、身に付ければ何かが約束されているような気分にはなる、という人も結構いるのではないか?と思います。 …

グルグル回ります

回します。このブログ。まあネタがそれほど豊富でないってことでもあるのですが、同じようなことを繰り返し、ちょこっとずつでも違う言い方をしてみる、というのも結構大事かな?とも考えているのです。 真似のことをちょっと話したので、私たちが世の中を分…

つながりやすさ

人と人とはつながりやすい。 つながりやすさって満遍なくそして穏便平和な世の中にはつながるとは限らない。 ガブリエル・タルド(1843-1904)という人がいました。 国が現在のカタチ(いわゆる主権国家)に収斂し始める時期に、統計・計数による管理の威力…

オリジン(起源)は大事

起源というとちょっと大仰に聞こえますが、何事につけ始めが肝心ともいわれます。 始業式にせよ、新職場第一日目にせよ、フレッシュな気持ちで始められれば、なんだかいいことが待っていそうな気もしてきます。 そのように明確に始めを意識させられるケース…

喋ることの意味

発言するという行動がとれることに含まれている意味について書きました。 ほとんど一緒のようだけど、発言よりももっと軽い感じで、何気なく入る会話。挨拶でもいいと思います。 で。 それらの意味とは? 「真実を明らかにする。」 大げさすぎるでしょうか?…

気付いていないことは沢山ある

あまりに多すぎるので一つ一つ暴いていく、というのはあまり意味がないように感じます。意味がないどころか、「ヘンっ。だからどうだってんだい?」って反感を買っちゃうかもしれません。図星というのは結構嫌なもんです。 「だからどう?」 これを大事にし…

分けるより仕方ないけど

複雑な社会をなるべくまとまるようにマネージしようとすれば、部分部分に分けて管理しようとすることは避けられないでしょう。避けられないからこそ、一度全員で確認しておいた方がいいと思うのです。 本当は分けない方がいいんだということ。 そうすれば、…

善いも悪いもない

以前言っていたことと矛盾しているようですが、気付きって、割りと強めの感情によって呼び起こされることもあると思います。その気付きを呼び起こすことになる感情の中でも、怒りであるとか悲しみであるとかは、できれば感じないでいたい、という意味で否定…

分かるか分からないか3

その場その場での100%絶対厳密なパターン照合は、私たち人間個人個人の能力では、原理的に不可能であるにも関わらず、私たちはどうして白黒つけたがるのでしょうか?原理的に不可能なことで争うなんてバカバカしいと思いませんか? なんて言っているその言…

分かるか分からないか2

アバウトさは意外と私たち人間の強みなのではないか?という話をしました。でも、現代の世の中は、どちらかというと厳密さを求めているようにも感じます。科学にしても、法律にしても、仕事上の手続きにしても。どれをとっても、現代社会を円滑に運営してい…

分かるか分からないか1

あまりにも当たり前すぎるかもしれませんが、私たちは世の中のモノコトを名前で呼んだり、モノの性質や動く様子、コトのいきさつなどを言葉にして理解します。算数の図形のように線を引いたり、数式で表したりもしますが、日常の様々な用事を済ませたりする…

善悪のかたまり

常識ってフツーの人々のアートなんじゃないか?って気がしています。 気付きの時点で「善」「悪」の区別が含まれていると言いましたが、実は気付かないでとっている行動にだって含まれている。ただ、気付いていない以上、日常生活に活かすことができる知恵、…

気づきから始まる

大人になると、いろんなことが見えてくる。特に現代を生きていれば、成長とともに強化されるのは理屈。小さな幼子が理屈をこね始めるのはなんだか見ていてほっこりする。でも、それも段々とうざくなったりもする。大人は理屈で考えるのに、子どもが理屈をこ…